仏G1凱旋門賞後、着地検査のため東京競馬場に滞在していた
ディープインパクト(牡4=池江郎)が10月31日午前、栗東トレセンに帰厩した。
8月2日に渡仏への検疫のため美浦トレセンへ出発して以来、
90日ぶりの“わが家”。禁止薬物問題について、池江郎師は
既にフランスの競馬統括機関ギャロからの事情聴取が終了していることを
明らかにするとともに、国内復帰戦となるジャパンC(26日、東京)に向け、
陣営は入魂の仕上げを約束した。
栗東を空けた3カ月間は激動の日々だった。凱旋門賞では全力を振り絞っての3着。
帰国後の電撃的な引退発表。そして禁止薬物検出問題。
この日、池江郎師は「事情聴取も終わっているし、いずれ通知は来るはず。
その発表で詳細は明確になるだろう。薬物検出が事実とはいえ、
誰も不正をしていないと信じている」と語った。
フランスギャロの裁定は早ければ今月中旬までに出る見込み。
同師が多くを語らないのも、その通知を待っている段階だからだ。
ただ、フランスギャロも故意の薬物使用には否定的な見解をにじませており、
同師も「自信を持って沈黙している。
薬物問題と国内のレースへの出走は切り離して考えている」と、
これまでと同じ主張を繰り返した。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=horse&a=20061101-00000023-spn-spo