フェリー40時間遅れ、「説明不十分」と乗客が怒り
北海道・苫小牧と茨城県・大洗を結ぶ東日本フェリーの「へすていあ」(1万3539トン、
高橋良司船長)が26日午前6時、予定より約40時間も遅れて大洗港に到着するトラブルがあった。
航行中の揺れで、乗客乗員計4人が頭などに軽傷を負っており、第3管区海上保安本部(横浜)は原因調査に乗り出した。
乗客からは「けが人も出ているのに、なぜこんなに時間がかかるのか」「説明がなかった」と怒りの声が続出した。
フェリーを運航する「リベラ」(本社・広島県呉市)によると、「へすていあ」には乗客125人、乗員30人が乗り、
乗用車とトラック計213台が積まれていた。23日午後6時45分、苫小牧を出港、約19時間後の24日午後1時半に大洗に到着する予定だったが、
低気圧による海上のうねりが激しく、安全に入港するのは難しいと判断、沖合に避難していた。その後、24日午後6時過ぎ、
激しい揺れのため車を固定していたワイヤが切れて車数十台が衝突、船のバランスが不安定になった。車はフロントガラスが割れたり、横転したりした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000505-yom-soci