署名活動スタート−県民投票請求 (06年10月4日)
■県民の会 1万4,000人目標に
九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)のプルサーマル計画の是非を問う県民投票条例制定に向け、
「プルサーマル・大事な事は住民投票で決めよう県民の会」(藤雅仁・満岡聰・吉森康隆共同代表)が
3日、署名活動をスタートさせた。直接請求に必要な県内有権者の50分の1(約1万4,000人)以上の
署名を目標に、期限の12月3日まで活動を続ける。
県民の会は同日、県から請求代表者証明書の交付を受けた後、佐賀市中心街で活動を開始。
会員約10人が通行人にチラシを配り、「プルサーマル計画に県民の理解は得られていない。
もっと時間をかけた判断が必要」と訴えた。署名に応じた佐賀市の主婦(55)は「プルサーマルの必要性が分からない。
県民投票には賛成」と話した。
同会は今月20日ごろまで佐賀市の佐賀玉屋前で街頭署名活動を行うほか、県内各地で学習会を開く。
署名収集人はこれまでに約900人を確保しており、今後も協力を呼び掛ける。吉森代表は活動開始にあたり、
「知事の判断が民意とかけ離れてきた。直接請求は住民の権利であり、最後の1日まで1人でも多くの署名を集めたい」と述べた。
署名簿は、活動期限の12月3日から10日以内に各市町選管に提出。有効性の審査などを経て、
1月中旬にも条例制定を知事に請求する。
佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1066&mode=0&classId=3&blockId=204249&newsMode=article