糸山英太郎「ソフトバンクの価格破壊は孫正義社長のホラー経営だ」
ソフトバンクの孫正義社長が記者会見で「通話料メール代0円」のボードを頭上
に掲げて微笑む姿は安っぽいホラー映画を見ているようだった。
携帯電話各社とも収益モデルの見直しを迫られるわけだが、ソフトバンク自体が
一番深刻だ。
LBOとヤフー株の切り売りで調達した1兆7500億円で非常に割高に買った商
売を自ら儲からない商売にしようとしている。
この経営者は一体何がしたいのか?どこかの過激な新興宗教教祖に見えてく
る。
実際の企業経営にオカルトを取り入れる恐ろしい人物と言えよう。
また、孫正義社長は、他社の決算を引き合いに出して「他社の決算で、数千億
という利益は儲けすぎではないか」とのたまった。
適正な利益を確保し常に高い品質の通信サービスの提供をするdocomoやauを
信じないで、今にも炎上しそうな借金まみれのソフトバンクを信じろという話をし
ている。
通信という極めて重要なサービスに必要なものは「安心感や信頼感」であること
を忘れている。
ヒューザーマンションで安物の恐さを味わったばかりではないのか?
石原慎太郎東京都知事が「100万円で5カラットのダイヤは買えない」と言った
が間違っていない。
揺るぎない高品質を確保した上での価格競争でなければ、消費者にとってメリッ
トでも何でもないのだ。
私は3月このHPで「ソフトバンクが携帯電話業界で無料や低価格を武器にム
チャクチャやるだろう」と予言したが見事に的中してしまった。
以下
http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2006/1025.html