http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/0000148297.shtml 韓国国防相が辞意表明
2006/10/24 20:31
【ソウル24日共同】韓国の青瓦台(大統領官邸)は24日、尹光雄国防相が23日に盧武鉉大統領に辞意を表明したと明らかにした。
青瓦台は、潘基文外交通商相が来年1月に国連事務総長に就任する前の11月初めに外交、安全保障関係閣僚を刷新する方針で、
尹国防相の辞意表明は政府方針に沿ったものとみられる。
尹国防相は20日、ワシントンでの定例安保協議(SCM)で、米韓連合軍司令官(在韓米軍司令官が兼務)が持つ有事作戦統制権を
2009年から12年の間に韓国へ移管することで合意。移管問題の解決に道筋を付けたことで辞意を固めたもようだ。
一方で同協議は、米国の「核の傘」をめぐる双方の認識の食い違いが明らかになるなど「史上最悪の協議」(朝鮮日報)と韓国メディアから批判を受けた。
野党からは北朝鮮の核実験に関する情報収集についても責任を追及されていた。
在韓米軍の削減などに伴い「自主国防」強化を進めた尹国防相は北朝鮮との軍事対話も積極的に推進する立場だった。
盧大統領は後任にも自らの政策に沿った人物を起用する考えで、大きな政策変更はないとみられる。
潘外交通商相の後任には、宋旻淳大統領統一外交安保政策室長(閣僚級)や柳明桓外交通商第1次官の名前が浮上している。