■安倍さん70点、小沢さん50点
エッセイストの清水ちなみさんは「得るものがあまりなく、内容がない。世代の
違いでかみ合わなかった」とばっさり。「小沢さんの質問は狙いがはっきりしなか
ったが、安倍さんはよく対応した」と安倍さんに高めの評価を下した。「小沢さん
の存在意義は、CMやポスターの中でのようにほほ笑むことではなく、こわもてで
怖いところにある。お年を召されたのか、昔ほど怖くなかった」と語る。
■どちらも50点
「どちらも勝負するつもりがないのかなあ」と政治評論家の有馬晴海さんも落胆
を隠さない。「語り尽くされた論議を蒸し返しただけ。(22日投開票の)衆院補選
を前に小沢さんが、安倍さんをどう攻めるかを期待していた人にとっては、さらに
下がって30点かも。民主と自民の違いを見せられないなら、何のために自民党を
出たのかと言われるだろう」と、とくに小沢さんに辛かった。
元日本外国特派員協会会長のドイツ人ジャーナリスト、ゲプハルト・ヒールシャー
さんは「対決を期待したが、仲のよい兄弟の会話を見せられたよう。テレビで生放送
するような内容じゃない」と手厳しかった。
(中略)
■安倍さん70点、小沢さん45点
評論家の宮崎哲弥さんは「小沢さんの悪い癖のしつこさが出てしまった。安倍さん
を追い込もうとした論理がかなり回りくどく、これでは追いつめられない」と厳しい
判定。さらに、「政権の座にある安倍さんの答弁は慎重で、小沢論法は成功しなかった。
物足りない内容だった」と不満気だった。
■ソース(毎日新聞)【青島顕】(略部分はソースで)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061019k0000m010136000c.html