本人訴訟でサラ金・信販過払い返還訴訟 「だから、私は徹底的に争った」
消費者金融や信販会社などに不要な「過払い金」を支払い続けた京都市内の女性(44)が、
書店で手にした法律書を読んで一念発起、弁護士らに頼らぬ本人訴訟に持ち込み、
貸手11社から約365万円を取り返した。
残る1社への返還請求訴訟も、最高裁が本人訴訟としては異例の上告受理を決定。
20日に弁論が予定され、敗訴した二審判決見直しの公算が大きい。
女性は「お金がなくてもできるんです」と、全国200万人以上、といわれる多重債務者を励ます。
過払い金の返還請求は、一般に
(1)債権会社に返還請求書を送付
(2)返済に応じなければ調停申し立てや提訴
(3)和解や判決など
――という流れ。
「貸す側は1日も、1円も、返済をまけてくれなかった。
だから、私は徹底的に争った。法律と無縁だった私にできたのだから、
多重債務で悩む多くの人も勇気を出して、人生を取り戻してほしい」
本人訴訟で過払い金取り返す 立ち読み、図書館で猛勉強
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200610170080.html 2006年10月17日