パソコンと接する時間が増えたシニア世代に、“パソコン指腱鞘(けんしょう)炎”ともいえる
症状の事例が出始めている。マウスのクリックを繰り返すことにより、指の腱鞘を傷めるもので、
加齢とともに指の腱鞘が硬くなっていることが発症の一因という。専門の医師は、マウスの
長時間連続使用を控えるよう呼びかけるとともに、症状に気づいたときの早期の治療を促している。(津川綾子)
(中略)
□長時間使用は×
第一生命経済研究所が8月に発表した「シニアの情報機器使用に関する調査」によると、現在パソコンを使用して
いない50歳以上のシニア世代のうち、44%が「今後、パソコンを使ってみたい」と回答した。大量退職を迎える団塊の
世代を含め、中高年がパソコンと接する時間は今後確実に伸びていくとみられる。
加齢とともに指の関節が硬くなると、腱鞘も硬くなり、腱鞘炎になりやすくなるといわれ、山口医師は「(中高年が
パソコンと接する時間が長くなるとともに)今後、過度のマウスクリックによる腱鞘炎患者は増える可能性がある」と
予測する。特に二日市さんが腱鞘炎になった部位は、これまで、あまり知られていなかっただけに、病院に行っても
見逃される恐れもあり、注意が必要だ。山口医師によると、早期の適切な診断があれば、注射での治療も可能という。
山口医師は(1)マウスを長時間連続しようしない(2)少しでも自覚症状があれば、早めに診察を受けるよう呼びかけている。
以下ソース。
ttp://www.sankei.co.jp/news/061009/bun000.htm