危険 韓国産トマトを国産と偽装
韓国産のミニトマトとトマトをあたかも八代、熊本産ととれるような偽装表示をして販売
していた。県は偽装表示をしていたとして5日、この卸売業者に対し、JAS法に基づく
改善指示を行った。しかしこの業者は産地偽装の事実を否定している。改善指示を受
けたのは、八代市の青果物卸売業者・クマモトカネキフードサービスの久保田豪代表
(55)。県食の安全・消費生活課によると、久保田代表は2004年10月から2005年
3月にかけて、韓国産のミニトマト53トンを「八代おとめ」という名前で、また韓国産の
トマト13トンには「熊本トマト」という名前をつけ、自分で箱をつくり鹿児島市の市場に
卸していたもの。2004年11月に鹿児島の市場関係者から県に「八代産と出ている
が形や色がおかしい」という情報が数件寄せられたことから、県がJAS法に基づいて
調査。その結果、八代や熊本など地元農家からの仕入れの実態が不明瞭で、品質
表示基準に違反するとして5日、改善指示を行ったもの。久保田代表は「韓国からも
仕入れているが地元農家からも仕入れている」と産地偽装の事実を否定していると
いう。県では久保田代表が今回、違反が確認された時期の前後にも長期にわたって
産地偽装を行ってきたおそれもあるとみている。
http://210.128.247.29/newsfile/view_news.php?id=9963