ホームレスのサッカーW杯、ロシアが優勝
2006.10.01
Web posted at: 19:21 JST
- CNN/REUTERS
ケープタウン──世界各国のホームレスが自国の代表選手となって参加する
サッカーのワールドカップは9月30日、南アフリカのケープタウンで決勝があり、
ロシアが1─0でカザフスタンを下して、優勝した。
ホームレスのワールドカップは、世界各国のホームレスを支援することを目的に、
各国の様々な支援団体や企業が後援。2003年にオーストリアで初めて開催
されて以来、今年で4回目を迎えた。
ルールは通常のサッカーと異なり、テニスコートほどの大きさのフィールドで行い、
1チーム4人制の7分ハーフとなっている。
今年は世界48カ国から約500人が参加。先月24日の開会式には南アフリカの
ムベキ大統領も出席したほか、イングランドの強豪クラブ、マンチェスター・ユナイ
テッドの関係者が、各国代表選手のトレーニングに協力した。
オーストリアから参加したヨハネス・クラサさん(34)は、「展開がとても早くて、
点はどんどん入るし、とてもおもしろい」と試合の様子を語った。また、「僕はホー
ムレスで何も持っていないけれど、アフリカの状況に比べれば、僕はリッチだとわ
かった。彼らは本当に何も持っていないんだ。どうやって暮らしているのか、見当
がつかない」と、ワールドカップに参加するため南アフリカを訪れて、多くのことを
学んだと話している。
http://www.cnn.co.jp/sports/CNN200610010026.html