イー・トレード証券などインターネット専業証券の大手5社が、来年1月に共同で開設を目指している株式の夜間取引市場の運営について、
大阪証券取引所に協力要請していることが30日、分かった。
大証側も協力には前向きな姿勢を見せており、将来的には、両者が協力して夜間市場を運営するなど本格的な提携に発展する可能性もある。
夜間市場開設を目指しているのは、イー・トレードのほか、楽天証券、SBI証券、オリックス証券、GMOインターネット証券のグループ。
大証へは、投資判断に影響を及ぼすような情報が流れた場合に売買停止にする売買審査業務などで協力を仰ぐ方向だ。
また、夜間市場は、ネット上で運営する私設取引システム(PTS)の認可しか受けていないが、1日の売買代金が一定量を超えれば取引所の免許が必要となる。
このため、5社のPTSを、夜間取引専門の大証の第2市場として位置付けることで免許問題をクリアすることも検討する。
一方、大証は5社のPTSと組めば、日経225mini(ミニ)を上場するメリットが想定される。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060930i214.htm?from=main2