パスモは、関東の鉄道やバスが利用できる非接触IC乗車券「PASMO」で提供されるサービス「PASMOオートチャージ」の概要を発表した。
「PASMO」は、2007年3月にスタート予定の非接触IC乗車券。おサイフケータイ対応サービスの提供は予定されていないが、
JR東日本のSuicaと相互利用でき、モバイルSuicaのSF(電子マネー)で鉄道やバスが利用できる。
昨年12月にPASMOの概要が発表され、今年5月には電子マネー機能の発表が行なわれていた。
今回発表されたPASMOのオートチャージは、電子マネーの残額が一定金額以下の場合、改札通過時に自動チャージするというもの。
同様のサービスは、関西私鉄の「PiTaPa」で導入されているほか、JR東日本のSuicaでも10月から導入される予定。
自動的にチャージすることになるため、クレジットカードの連携が必要となっている。
PASMOのオートチャージで利用できるクレジットカードは、JCB、三井住友カード、UFJニコスが発行する「Pastown(パスタウン)カード」と、
PASMOに参加する私鉄のクレジットカードのみとなっており、他社のクレジットカードは利用できない。
オートチャージできる場所は、PASMO対応私鉄およびSuica対応の駅改札。簡易型の改札やバスは対象外で、Suicaと相互利用しているJR西日本のICOCAエリアも対象外。
サービス提供開始時には、カード内の残額が2,000円以下の場合、自動的に3,000円分チャージされる。パスモでは「チャージ条件は今後検討していきたい」としている。
利用にあたっては、対象クレジットカードを持つ必要があるが、新規申し込みすると、クレジットカードとオートチャージ対応のPASMOが届けられる。
申込開始時期は未定。また、現時点では学生は利用できない形となるが、「家族カードの提供を検討中」(パスモ)という。
「PASMO」のオートチャージサービス、概要が明らかに
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