飲酒運転の厳罰化求め遺族ら署名活動 福岡市
飲酒運転による幼児3人の死亡事故があった福岡市で30日、交通事故被害者の遺族らが、
飲酒運転・ひき逃げのドライバーに対する厳罰化を国に求める署名活動をした。1日も続け、
福岡市に提出する。
同市中央区天神での署名活動には、飲酒運転による追突事故に遭い娘2人を失った千葉市の井上保孝さん(56)、
郁美さん(38)夫妻や、24歳の二男を飲酒・ひき逃げ事故で失った大分県国東市の佐藤悦子さん(55)など、
全国の交通事故遺族ら約20人が参加した。「絆(きずな)」と書かれた黄色いシャツで署名を呼び掛けた。
佐藤さんは「かわいい3人の命が失われても、どこかで飲酒運転が繰り返されている。いつ、
誰が犠牲になってもおかしくない。事故を自分のこととして考えて下さい」と訴えた。
福岡市では8月25日夜、「海の中道大橋」で元福岡市職員、今林大(ふとし)被告(22)が飲酒運転で一家5人の乗ったRV(レジャー用多目的車)に追突、
転落させ1〜4歳の幼児3人を死亡させた。今林被告は現場から逃走、知人から受け取った水を飲んで飲酒運転を隠そうとしたなどとして、
最高刑20年の危険運転致死傷罪で起訴された。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060930k0000e040039000c.html