県は19日、県北・沿岸振興の実働部隊となる売り込み組織を発足した。県庁内に「いわて県北・沿岸売り込み班シグマ」、
大船渡地方振興局に「気仙のお宝・あるある販売隊」を設置。また、観光、農業などで県北・沿岸振興に特化した6チームも
県庁内でスタートした。今後は、県だけでなく市町村や産業関係者とどう連携を取って振興策を進めるかが鍵を握る。
売り込み班は、地域振興部の職員12人で構成。県庁での発足式で藤尾善一地域振興部長は「埋もれた地域資源を発掘して
売り込み、岩手ファンを獲得してほしい」と激励した。
高品質な食材を発掘して県外に売り込んだり、三陸鉄道を活用した観光メニューづくりなどを展開する。
第一弾として、来月26日から東京で開かれる東北物産展で、移住相談や三陸鉄道のPRなどを行う。
大船渡地方振興局の販売隊は、若手職員を中心に11人で発足。同振興局の宇部真一企画総務部長は
「高い潜在能力のある気仙の産品を全国にどんどん売ろう」と隊員に呼び掛けた。
販売隊は県の売り込み班と連携して、健康と持続可能な環境に配慮したライフスタイルという意味の
「ロハス」をテーマに、海や山の幸の統一ブランドの確立やネット販売を仕掛ける。
県は県北・沿岸振興の基本方向として▽食産業の構築▽ものづくり産業の集積▽総合産業と
しての観光の展開−を柱に据えた。これらに特化した食産業、企業立地など6つの専門チームも同日、県庁内に発足した。
これから振興策を着実に進めるには、地域と一体の取り組みが必要。各振興局は近く、
市町村、産業関係者による「地域産業戦略会議」をつくることにしているが、県任せでなく
各地域で主体的な取り組み体制をつくれるかが成果を左右する。
【写真=県外への特産品の売り込みやマーケティングなどを重点的に行う
「いわて県北・沿岸売り込み班シグマ」の発足式=県庁】
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