RSSのセキュリティはどうなっている?
eWEEK Labsで次世代ブラウザ、OS、コラボレーションツール、その他双方向アプリケーションを評価していると、
ある機能が何度も何度も登場する――RSSフィードの統合だ。
RSSの統合は、既に多数の製品でマストな機能になっている。RSSが統合されていないのは、まるでWebをまったく使えないかのようだ。
多くの開発者や企業が大挙してRSSのサポートに走っている理由は理解できる。ブログやポッドキャスティングなどのコアなWeb2.0製品の
配信方法として人気があるのに加え、RSSフィードはコンテンツ、ファイル、さらにはアプリケーションと幅広いものを配布する信頼できる手段
として大きな可能性を秘めている。
しかしこの1年ほど、多くの人が重要な疑問を投げ掛けるようになってきた。「RSSは安全なのか?」と。(略)
しかし、RSSは不正なデータ――つまりスパムやトロイの木馬、スパイウェアなど――の大きな通り道になる可能性がある。
ウイルスやスパイウェアのようなマルウェアをRSSフィードのenclosureタグを介してばらまくのを止められるものはない。そんなことは起こり得ないと言う人もいる。
フィードからコンテンツの出所が分かるからだという。だが、Webサイトを介してマルウェアを配布する最近の実験では、不正なコンテンツを正規のサイトに載せるのは、
悪党にとって難しいことではないと示された。
これまで、RSSがセキュリティ攻撃の手段として利用されるケースは多くなかった。だがRSSがIEやWindowsの一部になったら、すべてが変わるだろう。(略)
RSSフィードに関連するセキュリティ問題が出てくるのは避けられないことだ。だがユーザー、ベンダー、RSSコミュニティーが用心している限り、RSS自体がセキュリティ問題になることはない。
ITmedia News:RSSのセキュリティはどうなっている?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/20/news018.html