総務省は18日の敬老の日に合わせ、高齢者人口の推計値(15日現在)をまとめた。
65歳以上の高齢者は過去最多の2640万人で、昨年より83万人増えた。
総人口に占める割合は20.7%で、初めて2割に達した昨年よりも0.7ポイント増加した。
特に75歳以上(1208万人)の増加が著しく、昨年に比べ54万人増え、
総人口に占める割合も9.5%に達した。
65歳以上の高齢者数を男女別でみると、男性は1120万人で男性全体の18.0%、
女性は1520万人で女性全体の23.2%を占めた。
主要国の高齢者の人口割合は最新のデータでは、イタリア19.5%、ドイツ18.6%、
フランス16.2%、イギリス16.0%、ロシア13.4%、米国12.4%−−などで、
日本は最高水準になっている。
一方、世帯主が65歳以上で無職の「高齢無職世帯」は05年で高齢者世帯全体の74.8%になり、
00年より3.4ポイント増加した。高齢無職世帯の1カ月当たりの支出額は20万4270円だったのに対し、
年金などの手取り収入は16万9307円で、赤字は3万4963円に上り、00年(1万9466円)より増加した。
足りない部分は貯金を切り崩すなどして補っている苦しい家計事情がうかがえる。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060918k0000m040075000c.html