はげた頭で暗い世の中を明るく照らそう―。上伊那地方の髪の毛が薄い人などでつくる
「満月の会」は18日午後6時から、第1回例会を伊那市山寺区八幡町の会員宅で開く。今後は、
全国各地の「ハゲます会」同様、会同士の交流や社会貢献などを中心に活動する予定。
事務局を務める漫画家の橋爪まんぷさん(65)=同市境南=は「これまでは自分たちだけで
楽しんできたが、今後は社会貢献なども積極的に行い、地道ながら社会を明るくしていきたい」
と意欲を見せている。
満月の会は、市内の飲食店に集う髪の毛の薄い人が中心となり「ただ集まるだけでなく、
何らかの形で社会に貢献できれば」と7月までに発足した。会の名前は、はげ頭を明るい満月
に見立てて「社会を明るく照らそう」の意味を込めて命名した。現在までの会員は12人。
中には、週1回伊那市を訪れる神奈川県川崎市の男性も含まれている。
例会では、会員の石川俊雄さんが作った手打ちそばを食べながら、今後の活動内容や方向性
などをざっくばらんに話し合うという。まんぷさんは「例会は月1回のペースで開き、会員の
親ぼくを深めたい。社会貢献としては浄財の寄付や植栽作業、清掃活動なども行いたい」と
話す。また「会の趣旨に賛同される方ならば、髪の毛が少ない方以外でも自由に入会して
ほしい」と広く参加を呼び掛けている。
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