男が刃物を持って押し入った松尾郵便局(15日午後4時半、京都市西京区松室庄田町)
15日午後3時ごろ、京都市西京区松室庄田町の松尾郵便局(武内清局長)に、男が
正面入り口から押し入り、ナイフようの刃物を持って「50万円いる。金を出せ」と局員を脅した。
男は、局員が金庫から出した現金21万円を奪って逃走した。局内には客や局員計5人がいたが、
けがはなかった。西京署が強盗事件として男の行方を追っている。
局員によると、男は外に逃げようとした女性客に「ごめんな」と言って手で制止し、局員に
「おれは本気や」と脅したという。
同署によると、男は身長約160−165センチ、年齢50−70歳くらい。紺色のパーカーに
グレーっぽいズボン、ベージュの帽子をかぶり、白マスクをしていたという。
郵便局の斜め向かいにある和菓子店の店主(51)は「女性客が『ナイフを持った男が郵便局に入った。
110番して』と駆け込んできた。通報し終えるのと同時に、男が局から小走りで逃走し、局員が追いかけていた」と話していた。
現場は松尾小の北約100メートルの住宅街。事件を受け、同小や、近くの松尾中の児童や生徒は、教諭やPTA役員に付き添われて集団下校した。
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