今年が日本とネパールの国交樹立五十周年になるのを記念し、
同国の医療環境改善などに取り組む徳島ネパール友好協会
(天野親聡会長)が近く、消防車を同国ダディン県に贈る。
十三日、県庁で消防車の受け渡し式があった。
贈るのは、美馬市消防本部が一九八六年から使ってきた
水槽付き消防ポンプ車(六七二〇cc、最大積載容積一八〇〇リットル)。
走行距離は二万七千六百十六キロと少ないが、
新しい消防車の導入に伴って五月に廃車になった。
協会が四月、消防車を提供してくれる消防本部の照会を県に依頼。
県の呼び掛けを受け、美馬市が無償譲渡を申し出た。
受け渡し式では、牧田久市長が飯泉嘉門知事に消防車の目録を贈呈。
知事が天野会長に手渡した。
消防車は十月下旬に神戸港を出発。
十一月二十八日にカトマンズで開かれる国交樹立五十周年祝賀式典の中で贈呈式が行われる。
協会は、現地で消防車の陸送を手伝うボランティア数人を募っている。
問い合わせは天野会長〈電088(675)0835〉。
ttp://www.topics.or.jp/News/news2006091401.html 【写真説明】ネパールに贈られるポンコツ車
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