次男虐待の暴力団員起訴
1歳にも満たない次男を熱湯につけて大やけどをさせる虐待をしたとして逮捕
された北九州市の暴力団員が、殺人未遂の罪で起訴されました。
起訴されたのは北九州市門司区の暴力団員、生田司被告(46)です。
この事件は去年11月、生田被告が自宅の団地の風呂場で、生後5か月だった
次男を熱湯におよそ1分間つけて大やけどさせたとされるもので、次男のやけど
は全身の50パーセントにも及んでいました。
これまでの調べに対して、生田被告は「暴力団の幹部にしかられていらいら
して、泣いていた次男を熱湯につけた」と供述し、虐待を認めているということ
で、福岡地方検察庁小倉支部は殺人未遂の罪で生田被告を起訴しました。
生田被告はふだんから、「次男は自分に似ていない」などと家族らに不満を
漏らし、腕や足に強くかみついたり、ティッシュペーパーを口に詰めたりする
虐待を日常的に次男に繰り返していたということです。
生田被告は事件の4か月後に、やけどの治療のため入院していた次男を病院
から無理やり連れ出したとして、誘拐の罪でも起訴されていますが、これまでの
調べで、障害を負った次男への行政からの手当を受け取るためには、次男が退院
している必要があったことから犯行を企てたとみられています。
NHK福岡のニュース
http://www.nhk.or.jp/fukuoka/lnews/05.html