【ASEM】韓日首脳のぎこちない再会
韓日両国で靖国神社参拝問題などが取りざたされる中、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と小泉純一郎
首相はアジア欧州会議(ASEM)で再会した。
韓日関係の硬化により、両国首脳が顔を合わせる機会がないうえ、一部外信で盧大統領が小泉首相
に会う理由がないと発言したように報じられたことから、この日の対面は関心を呼んだ。
ASEM出席のためフィンランドに滞在している盧大統領と小泉首相は10日午前(現地時間)、ASEM本会
議に先立ち開かれたアジア首脳会議に出席するため、ヘルシンキ展示場(HFC)のラウンジに立ち寄り、
遭遇した。
このとき小泉首相は、韓日が東海(日本海)での放射能汚染状況の共同調査に合意したことについて
「協議がうまくいき満足している」と述べた。これに対し盧大統領は「よく分かっている」と答え、短い対面
が終わった。
このところの両国関係悪化や、前日に外信が盧大統領の発言を誤って伝えるというハプニングがあった
ためか、大統領府はこの日の両首脳の短い対話にも異例の説明を付けて紹介した。
両首脳の対面が関心を呼んでいるのは、ASEMでの座席の配置が変更されたことにもよる。
通常、ASEM本会議・アジア会議ともアルファベット順に座席を配置するため、日本(Japan)と韓国(Korea)
の首脳は隣同士となるが、今回は韓国がインドネシアとともに調整国を務めるため、日本と別に座ること
になったもの。
調整国はアジア2国、欧州2国からなる。韓国はアジア会議では共同議長として上席の議長席に座り、
全体会議でも欧州・アジアの共同議長として座席が別になっている。
この日のアジア首脳会議が終わった後も、両首脳はつかの間の対面を行ったが、両国の関係を反映す
るかのように握手だけで別れたという。韓日両国のしこりがなくなるにはしばらく時間がかかりそうだ。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/09/11/20060911000032.html