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【環境・リサイクル】ペットボトル、電子レンジで原料に分解

 家庭用電子レンジのマイクロ波を使って、ペットボトルを高速、
高効率で原料へと分解する方法を開発したと、8日、崇城(そうじょう)大(熊本市)のグループが発表した。
 ペットボトルの原料へのリサイクル割合はまだ低く、今後企業と連携して実用化に取り組むという。
20日から富山大(富山市)で開かれる高分子学会で報告する。
 崇城大工学部の池永和敏助教授らは、ペットボトルを細かく切った破片1グラムを
水酸化ナトリウムとエチレングリコール溶液に入れ、家庭用電子レンジで加熱したところ、
1分半で原料のエチレングリコールとテレフタル酸に完全分解した。
従来の代表的な分解法では、300度以上の高温、高圧にした水を使うが、それに比べ、時間で10分の1、コストは4分の1という。
マイクロ波は水の分子を激しく揺さぶって加熱するが、同様の仕組みで樹脂が分解されているらしい。
 ペットボトルの材料のPET樹脂は石油から作られるが、使用済みボトルを化学分解、再合成すれば、
石油から作る時と比べ半分のエネルギーで製造できる。
しかし、国内で回収ボトルから分解、再合成しているのはまだ4・5%しかない。
 池永助教授は「特殊な装置も不要で安全、簡単に分解できる。
ペットボトル再利用の一層の促進につなげたい」と話している。

(2006年9月8日21時58分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060908it13.htm