アンガールズ故郷も、募金に“水差した”
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/08/28/03.html 26〜27日にかけて放送された日本テレビ「24時間テレビ」の100キロマラソンに
挑戦した「アンガールズ」は広島県出身。例年以上だった盛り上がりムードも断水で
一気に吹き飛んでしまった。
「呉ポートピアパーク」では00年から地元のボランティアサークル「寺嶋ファミリー」と
呉港高校がタッグを組んで始めた募金活動も、6年目に入りかなり定着していた。
くしくも27日は月2回のフリーマーケットの開催日。大きな2つのイベントが重なり、
家族連れやグループなどでにぎわう予定だった。パークは断水。トイレの水はくみ置き
用の水を流しての利用で、2カ所ある軽食店は営業を取りやめた。そんな“困難”にも
募金活動は中止せず。会場にはおなじみののぼりを立て、募金箱を手にした高校生ら
が、来園者に募金を呼び掛けた。 寺嶋ファミリーの寺嶋真由美代表(48)は「パーク
を訪れる人自体が少なく、例年に比べ6分の1程度だった。その影響で募金金額も
あまり伸びなかった」昨年は約30万円集まった。「数えてはいないが、今回はかなり
の減額」(寺嶋さん)だという。
≪温水プールも営業を中止≫ 呉市の「くらはし温水プール」では、水の供給が
できなくなり26日から営業を中止。夏休み中の土日は家族連れなど約200人が訪れる
人気のスポット。過去にも数時間の断水はあったがスタッフは「これだけ長い断水は
初めて。1日も早く通常営業をしたいが、いつ再開できるか分からない」と不安を募らせる。
また、給水車に頼る不便な生活を強いられている市内の民宿では「予約客に事情を説明
し、キャンセルをお願いした。今シーズン最後の稼ぎ時だったのに」とガックリと肩を落とした。
[ 2006年08月28日付 紙面記事 ]