「愛情」が女性のうつ病を予防する
アメリカのVirginia Commonwealth大学が以下の研究結果を発表しています。
「女性は愛情によって憂うつな気分が消失することが多く、
励ましとなる愛情関係がうつ病を予防する盾となる。
一方、男性には何ら役割を果たさない」
男女の二卵性双生児の成人1,000組を対象に研究を行ったところ、
女性の方が「自分が兄弟よりも、配偶者、親など親族から精神的に支えられていないと感じる」ほど、
うつ病に陥りやすいとしている。
女性の場合、社会的支持の有無がうつ病リスクの強い要因となっているのに対し、
男性の場合は社会的支持の高さとうつ病リスクとの間に何ら関係は認められなかった。
このことは、男性が社会的環境という側面に対する「免疫」がついているか、
感受性が低いことが示唆されたとしている。
これらのことから、「女性には対人関係に満足感を求める傾向があるのに対し、
男性にはそれが認められない」と分析している。
ただし、社会的孤立が健康に対して及ぼす悪影響については、
逆に男性の方が女性よりも感受性が高いとの指摘も。
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