【糾弾上等!】作家の坂東眞砂子が日経新聞で日常的に子猫を殺していると語る 5

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591免停120日
345 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/08/22(火) 01:41:10 ID:jXM0vd1d0
坂東眞砂子のコラム

=天の邪鬼タマ=
 うちの飼い犬は3頭いる。二頭はジャーマンシェパード、雌のミツと雄のクマ。 もう一頭はミツの娘のタマだ。
タマは、近所の雑種犬との混血だ。ミツとクマには犬小屋があるが、タマはいつもそのあたりを宿にして放し飼いである。
 母娘だからというでもないだろうが、どういうわけか、ミツとタマ、同時に発情期となってしまう。
当然、出産も数日違い。前回、ミツはタマの仔を自分の仔だと思って奪い、タマはそれを取り返そうとし、
私はどちらの仔か分からなくなり、あたふたしているうちに、両方の仔、みんな死んでしまった。
今回もまた同時に出産したので、涙を呑んで、タマの子は生まれてすぐに始末した。
その数日後である。朝の散歩の後、ミツとクマは自分のねぐらに入るのだが、
出産後のミツは自分の仔を置いている逆さにしたボートの下にもぐりこんだ。
するとタマが、ミツの犬小屋に入りこんで、ちょこんとおさまった。
 こんなことは初めてだ。それから毎日のように、この調子だ。しばらくすると出てくるのだが、
タマがいないなと思うと、ミツの犬小屋を占領している。
 タマはミツになりたいのだ。ミツならば、子供がいなくなることもない。立派な犬小屋だってある。
犬なりにそれを悟ったのだろう。タマは単純に、ミツの小屋にいれば、ミツになれると考えたのだろう。