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中学生の妊娠 性教育は勇気を持って
広島市の女子中学生が、この夏出産する。相手も中学生。うわさによって周囲が
妊娠に気付いた時には、中絶できる時期を過ぎていた。生まれる赤ちゃんは、
女子中学生の親が育てるという。
望まない妊娠は、本人を傷つけるだけでなく、多くの人を困惑させる。みんなの祝福を
受けずに生まれた子のハンディも大きい。きちんとした性教育によって、こうした事態を防ぎたい。
十代の妊娠を数多く見てきた広島市の産婦人科医師、河野美代子さんは、避妊せずに
性交をすれば妊娠につながる―という実感が、女の子にあまりに薄いと感じる。
男の子から迫られると「嫌われたくない」「断りにくい」とつい体を許す。問題も起こさず
成績もいいような子ほど、妊娠したことを誰にも言えず、結果として手遅れになりやすい。
望まぬ妊娠で体と心に負担がかかるのは圧倒的に女生徒の方だ。だからこそ
女生徒には身を守る判断力を、男生徒には相手を思いやる自制心を育て、
仮に合意して性行為に至っても確実な避妊をするよう教えるのが性教育だろう。
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200608210077.html