韓国の原子力技術を日本に輸出

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日本の代表的な核燃料供給企業が韓国の実験技術を通じて核燃料の安全性に関する
試験を受けることになった。10年ほど前までは競争力がなかった韓国の核燃料性能試験
の水準が世界最高水準に達したため。熱水力実験技術の水準を世界的に引き上げたのは
原子力研究所の研究グループとKAIST(韓国科学技術院)のチャン・スンフン教授グループ。

韓国原子力研究所(所長 パク・チャンギュ)はこのほど日本で核燃料を40~50%供給している
代表的な核燃料製造会社である原子燃料工業(株)と核燃料熱水力実験の輸出のための
一般サービス協約を締結、50万ドル規模の技術輸出に成功したと8月10日に発表した。
原子力の安全の核心技術である熱水力実験技術の先進国への輸出の初の成功事例となった。

今回の協約は原子燃料工業(株)が燃料棒の位置を決定し、振動を最小化させる核燃料
支持格子に対する熱水力安全性能検証試験を原子力研究所が保有する実験施設を利用
して安全性に関する情報を供給する内容を骨子としている。原子力研究所が保有する
フロン実験装置を通じて日本の支持格子がしっかりと機能するかを試験するというもの。

まず原子力研究所のフロン臨界熱流速実験装置に原子燃料工業(株)の核燃料支持格子を
装着して臨界熱流速実験を行なうことで合意し、8月中旬までに50万ドル規模の第1次試験
技術の輸出契約を締結する予定。研究所によると原子燃料工業(株)は第1次試験が成功
すれば今後も類似した熱水力実験を原子力研究所で遂行する計画という。

http://www.hellodd.com/japan/news/news_view.asp?t=dd_jp_news&menu=&mark=1329