米国下院のヘンリー・ハイド国際関係委員長は10日の記者会見で、
「何人かの政治家は困難な状況に陥るまで、反米主義で得することになるだろう」と語った。
9日から韓国を訪問しているハイド委員長は、
「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が反米主義に便乗したという意見がある」との質問に対してこのように答えた。
ハイド委員長は「困難な状況になって初めて、米国を頼って資金と軍事力の支援を要求し、米国がすることをしてあげたらまた離れていくだろう。
いつの日か米国民がこうしたことに対して否定的な反応を見せることになるだろう」
「フィリピンの人々は、数年前に民族主義にのめりこんで米軍を撤退させたが、時間が経つにつれ次第に変わっていった。
韓国も同じような状況にあると信じたい」と述べた。
またハイド委員長は戦時作戦統制権の問題について、
「なぜわれわれがこんなことを問題にし、互いに争わなければならないのか、その理由がわからない。
韓国に作戦統制権を委譲するのは適切だ。できるだけ早期に委譲するのが望ましいと思う」と述べた。
ハイド委員長はまた、イ・ジョンソク統一部長官が
「米国が北朝鮮のミサイルをめぐる政策に失敗した部分がある」と発言したことについてどう思うかとの質問に対し、
「誰がそんなことを言ったのか、本当に気になる。北朝鮮のミサイル発射に関して米国を非難するするのは、事実をわい曲するものだ」
「米国人が引き金を引いたことはない。そういうことを言う人とは、これから先話し合いの場を持つこともないだろう」と述べた。
ハイド委員長はこの日午前、大統領府を訪れて盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と面会し、
在韓米空軍の射爆撃訓練場の問題解決を要請し、
これに対し盧大統領は「早期に解決できるよう努力する」と応じた。 --安容均(アン・ヨンギュン)記者
朝鮮日報「何人かの政治家は苦境に立つまで反米で得する」:
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/08/11/20060811000031.htmlより一部省略 ■参考
絵で見る韓国の歴史:
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader261521.jpg