328 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 02:18:57 ID:O/AAbdfM0 BE:239817986-BRZ(1305)
329 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 02:19:59 ID:O/AAbdfM0 BE:89932829-BRZ(1305)
ピンボールは正直いって詠む時期が早すぎたせいか
全く面白くなかった
そのせいで長年村上春樹を避けてた
330 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 02:25:03 ID:O/AAbdfM0 BE:59954562-BRZ(1305)
先進国ほどファンタジーを好む傾向強いが
中国とかは折角のファンタジーを現実の比喩のように使っていて
なるほどと思ってしまう
331 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 02:25:06 ID:Ch4qW/KW0
こいつと大学時代の同期の教授によると、いつも文キャンのスロープでぼーとしてたらしい
本人は女と遊んでたって言ってるらしいが、ただのネクラな気がする
332 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 02:27:04 ID:O/AAbdfM0 BE:89932436-BRZ(1305)
さんまのまんまに財津和夫が出た時
そんなに付き合ってない人でも想像力があれば
上辺でしか付き合わない人より女を知ってると思った
333 :
不当半ケツ:2006/08/10(木) 02:29:01 ID:IPOYQ1B+0
ロシアでは日本ブームもあって、大人気らしいぞ。
334 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 02:30:14 ID:O/AAbdfM0 BE:29977632-BRZ(1305)
100%の彼女とか遠くで汽笛が聞こえることを恋愛に例えるくだりは
( ・∀・)つ∩ヘーしまくった
335 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 02:35:21 ID:SXYCECdy0
図書館行ったら必ず春樹の全集読んでた
1ページ半の超SSとかいい暇つぶしになる
336 :
ヲタ:2006/08/10(木) 02:36:26 ID:s2jBynL70
ミスターマラカモ
和田の教育学部に春樹研究の教授がいるんだよな
潜ってみたいと思うけど、いつも満席らしい
338 :
連邦軍:2006/08/10(木) 02:39:51 ID:xQ4dXgJlO
>>196 三島の長編はほとんどが複数の言語に訳されてるし、短篇やエッセイもかなりが訳されてるぞ。
ついこないだもイタリアで新しい全集が出たし(これには長らく未翻訳だった『鏡子の家』の新訳も含まれる)。
先月くらいのルモンドでは三島を回顧する特集も組まれた。
確かに自決は衝撃だろうが、映画や写真集なども含む作品そのものの力で三島はちゃんと有名だぜ。
海外でもちょっとしたインテリなら、三島の本はたいてい何か読んでる。
アメリカとイギリスとフランス行った時の自分の経験からもそれは感じた。
春樹は今生きている同時代の作家だから三島と単純比較はできないと思うが、
物故作家の中では安部よりも断然読まれてるのは間違いない。
339 :
惑星衝突:2006/08/10(木) 02:40:12 ID:8kCiMI9g0
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゙ヽ_/ .ヽ_.,,,,--―――――ー-ノ_,/゙,,/′ ゙l ,"
` ゙‐''"` ゙'ー'"
340 :
あしがる:2006/08/10(木) 02:42:17 ID:DDm+rj1d0
341 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 03:28:03 ID:bHzC6ewR0
セルビア語やエストニア語にまで訳されてるから
世界各地から文学者が日本に村上春樹を研究しにきてるんだよなあ
セルビア人の研究者がいたのには驚いた
342 :
急騰:2006/08/10(木) 03:30:03 ID:JTtRUswQ0
正直文学の場合は翻訳者のレベルも相当関係すると思う。
343 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 03:30:46 ID:O/AAbdfM0 BE:149886465-BRZ(1305)
羊とかカンガルーとか一見子供っぽいイメージの中に
ヲタとかけ離れた大人っぽい人生観が隠れてる
344 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 03:38:09 ID:Ch4qW/KW0
この人の人生観ってただの諦観だろ
世の中は私に関係なく進んでいく、みたいな
345 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 03:39:06 ID:O/AAbdfM0 BE:314761379-BRZ(1305)
>>344 やっぱりヲタと真逆のベクトルなので
理解不能なんだな
わかんねぇ
この駄文に価値があるなら教えてほしいんだけど
347 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 03:42:54 ID:O/AAbdfM0 BE:159879348-BRZ(1305)
他人なしでヲタの価値観って絶対存在しないところがあって
ある程度競争の中にいるんだと思う
そういうのを度外視した個人主義に近い価値観に見える
348 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 03:43:00 ID:SC9mAN800
ノーベル賞確実かー
349 :
ニュータイプ:2006/08/10(木) 03:43:28 ID:FhQ/phVP0
>>344 その捉え方は随分むかしのじゃね
今は、コミットメントじゃないの
うまくいっているのかどうかわからんけど
350 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 03:44:31 ID:IdOxxkJu0 BE:743321298-BRZ(2223)
やれやれ
351 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 03:46:59 ID:O/AAbdfM0 BE:404692799-BRZ(1305)
何とか主義とか安保闘争とか
この人もその中にまみれて素朴主義?
に行き着いたのいかも
何故かこの世代は生き方まで自給自足に走るとか
文明まで疑う人が多い
>>347 則天去私なんて漱石がとっくにやってたがな
全く新鮮味に欠ける
>>349 上で挙げた教育の教授は、変に社会派をきどるあたりから駄作化したって言ってるらしい
講義を受けた友人談だけど
事実、変に河合やらユングの影響を受けてから話が単調になってる気がすると思う
353 :
ハロワ池:2006/08/10(木) 03:52:30 ID:49oAakup0
ヴォネガットが受賞してないのにこいつがもらうのはおかしいだろ
354 :
† ちたにぅむ☆ミ † ◆xUNyUUuUUU :2006/08/10(木) 03:58:01 ID:zNpdZ+/20
青は藍より出でて藍より蒼しみたいな
355 :
こもれびあん ◆d8n7WoOMQ. :2006/08/10(木) 04:01:22 ID:6RPOU3Z70
>>338 それもそれだけ翻訳されてるからでしょ?
いずれにしても日本人作家の海外における評価なんてのはナンセンスな問題。
例えば存命の作家で言うなら古井由吉をどうやって紹介できるわけ?
太宰だの三島だの安部だの村上だのってのは翻訳可能だしそれが良訳ならば
楽しまれる可能性はあるけれど。
言いたいのは海外での知名度なんてものが作家の優劣を質を決めるわけじゃないってことさ。
スポーツとは違うからね。
356 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 04:01:48 ID:O/AAbdfM0 BE:359727089-BRZ(1305)
>>352 則天って・・・
底まで大袈裟に考えるからノイローゼに
この場合去私じゃなくて去俗だし
>>356 文学ってのは本来思想と比類される存在だったのに、
ただのオナニーになったのは誰のせいだろうな
綿谷なんてそのいい例だわ
しかし、去俗なんてわりに大衆に支持されてるのは皮肉なのかw
358 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 04:26:50 ID:O/AAbdfM0 BE:279787878-BRZ(1305)
>>357 宮崎駿とか見ても今のトレンドは脱思想もの
大衆が支持するのはおばさんが冬ソナみるようなもんかも
359 :
帝国軍:2006/08/10(木) 04:33:58 ID:Y2iIVwfs0
>>351 こいつに主義なんて無い
戦前・戦後アメリカ作家のコピペだし
360 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 04:37:01 ID:O/AAbdfM0 BE:269795096-BRZ(1305)
>>359 村上好きはマクロよりミクロの部分で
あるあるとかささやかに感じるのが好きなんだろ
意外にこういうことやってる作家は少ない
「失われた平成時代」の作家ってことか
まあ、確かにそうかもな
後々ヘミングウェイみたいに過大評価されるんだろう
362 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 04:46:01 ID:O/AAbdfM0 BE:79939744-BRZ(1305)
思想なんて所詮洗脳のひとつに過ぎない
何にも毒されてなかったころを思い出すとビールが美味いとか
どうでもいいことに真実が見つかる
363 :
ボウフラ:2006/08/10(木) 04:47:05 ID:U7xQfSzZ0
この人の性描写はほとんどが中出し
他の部分は感覚で読ませてるくせに、
性描写だけ露骨に描いてる
性的倒錯は結構だけど、それで作品の印象バランスが崩れるのはもったいない
364 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 04:48:13 ID:bHzC6ewR0
世界の終わりの世界観はロシア
会話はゴダール。比喩はブローティガン
形式はヴォネガット、フォークナー
文体は、ヘミングウェイ、チャンドラー
ストーリーはディッケンズ、フェリーニ
365 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 04:48:58 ID:O/AAbdfM0 BE:134898539-BRZ(1305)
>>363 主人公の頭の悪さを表現する手段じゃないの?
366 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 04:59:23 ID:bHzC6ewR0
あとは、影響を受けてると言ってたのは誰だっけか
翻訳文体の大江健三郎もそうか、ミニマリズムはカーヴァーかな
あと、サリンジャー、カポーティ、フィッツジェラルドもか
367 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 05:04:36 ID:bHzC6ewR0
第三の新人も読み込んだとか言ってたような
あと翻訳したアーヴィングや、漱石の影響も受けてるな
368 :
チラ裏:2006/08/10(木) 05:04:52 ID:jn7A6+1q0
やれやれ。
369 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 05:11:03 ID:O/AAbdfM0 BE:59954562-BRZ(1305)
現代にマッチしないところが
何となくロストジェネレーションっぽい
370 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 05:13:13 ID:O/AAbdfM0 BE:239817986-BRZ(1305)
ニートが支持するのはこの時代に生きてないことに
共鳴する部分があるんだと思う
371 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 05:23:30 ID:bHzC6ewR0
加藤典洋の講義が満席なところを見ると、
受容されている層は限定的なものではないんじゃないかな。
とはいえ、文学なんていつの時代もニートが読むようなものだけど。
372 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 05:29:21 ID:O/AAbdfM0 BE:74943735-BRZ(1305)
どうでもいいけど日本の文学界は外国の影響受けてない作家なんて1人もいない罠
373 :
番組の途中ですが名無しです:2006/08/10(木) 05:42:30 ID:bHzC6ewR0
初期はフロイトや、ニーチェなんかも引用してるし、
アメリカといわず、無節操に貪欲に吸収していった結果。
世界に影響を与える存在になったと。
まさにポストモダニズムの世界の寵児というかなんというか。
ま、本人はポストモダンやら、構造主義に関しては話したくないらしいが。
374 :
癒し系魔法少女:2006/08/10(木) 11:52:28 ID:jX26+sCo0
「君は何かワイドショーでコメンテイターの仕事をしているそうだな」と
ガッツ石松は言った。
「コメンテイターというほどのことじゃないですね」とやくみつるは言った。
「テレビのワイドショーに出て、事件を批判して視聴者にやっすいドラマを
提供しているだけのことです。何でもいいんです。ヒール役の
悪人がいればいいんです。でも誰かがヒール役を叩かなくてはならない。
で、僕がケンカを売るんです。雪かきと同じです。ワイドショー的雪かき」
「雪かき」とガッツ石松は言った。
そしてわきに置いた金亀糸業のしつけ糸にちらりと目をやった。
「面白い表現だ」
「それはどうも」とやくみつるは言った。
「ケンカ売るって好きか?」
「今やってることに関しては、好きとも嫌いともいえないですね。
そういうレベルの仕事じゃないから。でも有効な雪かきの方法というのは
確かにありますね。コツとか、ノウハウとか、姿勢とか、しつけ糸の投げ方とか、
そういうのは。そういうのを考えるのは嫌いじゃないです」
375 :
癒し系魔法少女:2006/08/10(木) 11:54:29 ID:jX26+sCo0
「明快な答えだな」とガッツは感心したように言った。
「レベルが低いと物事は単純なんです」
「ふうん」とガッツは言った。そして十五秒ほど黙っていた。
「その雪かきという表現は君が考えたのか?」
「そうですね。そうだと思う」と僕は言った。
「俺がどこかで使ってもOK牧場か?その『雪かき』っていうやつ。
面白い表現だ。ワイドショー的雪かき」
「OK牧場ですよ、どうぞ。別に特許をとって使ってるわけじゃないですから」
「君の言わんとすることは俺にもわかるよ」とガッツは耳たぶをいじりながら言った。
「ときどき俺もそう感じる。こんなワイドショーに出て何の意味があるのかと。
たまに。昔はこうじゃなかった。TBSはもっと小さかった。
手応えのようなものがあった。自分が今何をやっているかがちゃんと分かった。
メディアそのものが小さかった。小さな村みたいだった。
みんながみんなの顔を知ってた」
そしてグラスのビールを飲み干し、瓶を取って両方のグラスに注いだ。
僕は断ったが、無視された。
「でも今はそうじゃない。何が正義かなんて誰にもわからん。みんなわかってない。
だから目の前のことをこなしているだけだ。雪かきだ。君の言うとおりだ」
>>320 どうもっす
好きな人から見たら不愉快な書き方しちゃったかなと
今日になって反省しました。
なんちゅうかあの雰囲気こそが苦手っていうか…
浮遊感というか、透明っぽいっていうか…。
でも沢山の人に読まれてるんだから、きっといい文学なのでしょうね
377 :
番組の途中ですが名無しです:
あの文体はいろんなスタイルやレトリックを取り込むために
そうせざるをえなかったと言ってたかな。