古代ギリシャの数学者アルキメデスの重要な著作が記録された羊皮紙の古文書を、
米スタンフォード大などの研究チームが最新のエックス線技術により解読したことが6日、明らかになった。
解読されたのは、紀元前3世紀に書かれたアルキメデスの著作の写本で、
水中の物体はその物体が押しのけた水の重量だけ浮力を受けるとする
「アルキメデスの原理」を含む複数の重要な論文が記録されているという。
こうした論文はこの写本にしか記録されていない。
この羊皮紙は、その後修道士が論文を消して祈りの言葉を上書きするなど再利用されたため、判読不可能になっていた。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060806i512.htm