オリックス宮内会長が講談社らを訴える・名誉棄損で2・2億円賠償請求
月刊現代の記事で名誉を傷つけられたとして、オリックスと同社の宮内義彦会長は7日、
発行元の講談社と記事を書いたノンフィクションライターに計2億2000万円の損害賠償を
求める訴訟を東京地裁に起こした。
原告代理人の弁護士によると、月刊現代の8月号は「衝撃の巨弾ノンフィクション 平成
の政商・オリックス会長宮内義彦」とのタイトルで、オリックスや宮内会長について「宮内商
法の仮面をはぐ」「偽善の経営者」などとひぼう中傷する記事を掲載したという。
原告側は「記事に書かれた事実は存在せず、重大な損害を受けた」と主張。オリックスは
ニューヨークの市場にも上場し、同誌は米国でも販売されているため、同国での提訴も検
討している。
月刊現代編集部は「長期にわたる綿密な取材に基づいた記事であり、非常識な賠償請
求額にもあきれ果てる。今後の連載記事で『平成の政商』ぶりを追及していく」と話してい
る。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060807-72282.html