チュンソフト・中村社長「ファミコン時代のソフトのほうが面白い。次世代機は必要ない」

このエントリーをはてなブックマークに追加
1番組の途中ですが名無しです
――遊ぶということに対してのエネルギーや時間のかけ方が、
希薄になってきているんじゃないかということでしょうか。

中村 最近のゲームは、特定のソフト以外の大ヒットはなくなってきてますよね。
自分も昔ほどゲームをやらなくなっています。昔は、新しいタイトルが出るとすごい楽しみで、
ワクワクしながら買いに行ったりした覚えがあるんです。でもそういうのがなくなってきた。
面白そうだなと思ってプレイして、2時間くらいたつともういいやとなってしまう。
逆に今の若い子に話を聞くと、ファミコン時代のソフトのほうが面白い、という声が良く挙がるんですよ。
これっていったい何なんでしょうね? それに、ボリュームのバランスも難しくなってきました。
量が少ないと物足りないと感じられてしまい、逆に多いと、全部見るのが大変という声があがってしまう。

――これからゲーム業界は、次世代機を中心に回っていくことになると思います。
次世代機になることで、サウンドノベルは何か変わりますか?

中村 ハイビジョン対応になるとか(笑)。ドルビーサラウンド5.1ch、記憶媒体、いろいろと変化はあるでしょう。
3Dを使ってリアルタイムに演出できるのではないか、などのいろんな話は出ています。
けど、率直に言って“それって必要かなぁ”と思ってしまうんですよね。だから、基本としてのサウンドノベルは変化しないと思います。

――今後もサウンドノベルは登場するんでしょうか。

中村 もちろんまだまだ出しますよ。このシステムを利用すれば、さまざまなものに展開することができるわけですし。
面白いストーリーがあって、面白いアイディアがあれば、どんどんゲーム化していきたいと思っています。

――本日はありがとうございました。

http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0607/26/news062_2.html