Symantecの「Norton Antivirus」製品が英国国教会のソフトウェアをスパイウェアであると
誤認することがわかり、国教会の出版部門が同社のセキュリティ警告を無視するよう、信者たちに
アドバイスした。
国教会の教区牧師の多くが、礼拝の計画や内容の考案および実施のために、「Visual Liturgy」と
呼ばれるソフトウェアを使用している。英国国教会傘下の出版部門Church House Publishing
(CHP)によると、Symantecが米国時間7月8日に発表したセキュリティ警告には、「Visual
Liturgyに深刻な悪影響をおよぼす」新たなウイルスが登場したと記されていたという。
間もなく職を辞す予定のCHPのニューメディアマネージャーDavid Green氏は、「およそ50万人の
信者を抱える4500カ所に上る教会が、今回の問題で影響を受けた。牧師はめったなことでは
動揺しないが、このたびばかりは電話による苦情が殺到している。現時点では(Symantecからの)
釈明はまだないが、もう少し事態を見守るつもりだ」と述べている。
Visual Liturgyには、国教会が公認するすべての祈祷書が含まれている。教区牧師はこの
ソフトウェアを使って、礼拝で行う儀式を選択したり、聖書の朗読を計画したり、小冊子を
制作したりしている。
一部略
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20192067,00.htm