埼玉県妻沼町(現熊谷市)で昨年8月、2人乗りグライダーが墜落し、女子大学生が死亡した
事故で、埼玉県警捜査1課と熊谷署の合同捜査班は1日、グライダーを操縦していた千葉県柏市、
千葉工大航空部監督(57)を業務上過失致死と航空危険法違反の疑いでさいたま地検熊谷支部に
書類送検した。
調べによると、監督は昨年8月31日午後0時20分ごろ、妻沼町内の滑空場から、横浜市旭区
柏町、東海大4年横山未世さん(当時21歳)をグライダーの前部座席に乗せて離陸。利根川
上空を飛行中に下降気流に遭遇し、速度を上げて抜け出したが、その後、適正速度に戻すことを
怠った。このため、上空約15〜20メートル付近で機首上げをした際に機首を十分に上げられぬ
まま利根川河川敷に墜落させ、横山さんを水死させた疑い。
監督は「気候条件がよかったのに下降気流に遭遇し、とまどった」などと供述しているという。
http://www.yomiuri.co.jp//national/news/20060801i414.htm