エヴァ以来のオタク大盛り上がり、「涼宮ハルヒの憂鬱」とはなにか
ハルヒの何がすごいってやっぱり構成。これを時系列にやってたらひどいことになってた。
長編の後に短編ばかりやっても成立しない。
かといって長編の「憂鬱」だけで引っ張っても非マニアはついてこれなかった。
そこでスタッフはどうしたかというと短編を本編である「憂鬱」への興味を高めるために部品として使った。
時系列をバラバラにしてインサートすることにより徐々に「憂鬱」の全体像が浮かび上がってくるという
ジグソーパズル形式に見せ方にして。
エヴァはなんでもないことを伏線の引いていき消化できない部分があったけどハルヒはどんな細かいことにも
すべて答えが用意されている。最後には必ず点と線がつながる。エヴァ以降あらゆる監督がエヴァ的志向の
伏線にこだわって失敗した中でそんな当たり前のことをしたのが新鮮になって受けた。
またジグソーパズル的な見せ方はピースの見せていく順番が問われるので11、12話を見たときは正直やばい。
とくに12話は世界観が違うし意味があるピースと思えない。キャラクターに感情移入できないまま見てるものにはツライ。
ところが最終回見たらはじめて感情移入できる。それまでは他人事のように面白かったのに、「連中とまた会いたい」という
キョンのセリフに完全にシンクロしてしまう。すべてはキョンのしいセリフにもっていくためだけの構成だったから。
またハルヒは構成が命のなのにDVDは時系列順に発売されてしまうのは作品への冒涜では?
http://www.corebooks.jp/images/large/zassi/2006/core/4910178850962_LRG.jpg (○´∀`)ノ<まとめたらだいたいこんな感じになった。