経済産業政務官の片山さつき衆院議員(自民)の政治資金パーティーが今月開催され、
外為法違反事件で経産省が今年1月に刑事告発したヤマハ発動機(静岡)がパーティー券20万円分
を購入していたことが29日、分かった。
ヤマハ発動機によると、パーティーは今月10日、東京都内のホテルで開催され、1枚2万円の
パーティー券10枚を購入した。
片山議員は財務省出身。昨年9月の衆院選で、同社の工場がある静岡7区から出馬し、初当選した。
ヤマハ発動機は「会社として自民党の地元議員を応援しており、他の地元議員でも依頼があると
パーティー券を購入することがある」と説明。購入の経緯について「議員側から依頼があったため」
などとしている。
経産省は1月、無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとした外為法違反の疑いで、
ヤマハ発動機を刑事告発。静岡、福岡両県警の合同捜査本部が関係先を家宅捜索するなど捜査を進めている。〔共同〕
(12:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060729STXKG006429072006.html