谷垣氏は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝で冷え込む中国との関係について触れ、
「首脳同士の外交が基本的に大事だ。よく考える必要がある」と首相を批判。
これに対し、安倍氏は「靖国神社に参拝するからといって
首脳会談をしないという姿勢がいいのか。
決していい関係ではない」と反論するなど、両者の違いが際立った。
外交姿勢についても、安倍、与謝野両氏が日米同盟の重要性を唱える一方、
谷垣氏は中国などアジア外交を重視する考えを強調した。
このほか、安倍氏は「キーワードはイノベーションとオープン」とした上で
「憲法改正についてしっかりと議論したい。私たちの世代に残された大きな宿題だろう」
と改憲への積極姿勢を明示。
谷垣氏は首相が進める構造改革について「弱肉強食の社会に、
格差の多い社会になるという心配が少し起こっている。
国と国民が信頼の絆(きずな)で結ばれる国を目指す」と格差の是正に取り組む考えを示した。
一方、麻生氏は「元気なシルバーという人たちと共生できる日本にしたい」とした上で
「教育は主にしつけの部分で駄目になった。義務教育を2、3年低年齢化させ、
幼児からの義務教育で直していく」と教育改革の必要性を唱えた。
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