サウジ国王、「和平失敗なら戦争」・イスラエルに警告
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【カイロ=横田一成】
サウジアラビアのアブドラ国王は25日、国営サウジ通信を通じて声明を発表、
「イスラエルのごう慢さにより和平という選択肢が失敗した場合、戦争の道以外になくなる」
と警告、イスラエルに対しレバノン、パレスチナ自治区への攻撃停止を求めた。
国王は「アラブ各国は和平を進めるため、過激派の呼びかけも無視してきた。
しかし我慢にも限界がある」と指摘した。
サウジはこれまでイスラエルを批判するとともに
イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの行動も非難、
このため国内世論に反発が生まれていた。
声明は同時にイスラエルからの空爆を受けているレバノンに5億ドル(約580億円)、
パレスチナにも2億5000万ドルを支援することを明らかにした。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060725AT2M2502U25072006.html