Intelは7月27日、同社製CPUのPentium 4、Pentium D、およびCeleron Dの計21製品の価格改定を発表した。
デュアルコアCPUとなるPentium Dの5製品を40%〜18%の値下げとしたほか、Pentium 4の6製品を61%〜8%の大幅値下げ。
Celeron Dについては現行の11製品すべてを17%〜8%の値引きとした。
また、プライスリストには新たな型番としてPentium D 945(3.4GHz)、Pentium D 805(2.66GHz)、
Pentium 4 524(3.0の6GHz)3製品が追加されている。
Intelが7月19日に行った第2四半期の決算報告では、前年同期比で13%の減収、57%の減益となっており、
同社はこれを価格競争の過熱によって顧客であるPCメーカーが在庫縮小に動いた結果だと分析する。
また、同社は6月27日に携帯デバイス向けプロセッサ事業をMarvellに売却、7月13日には管理職1000人を
削減する計画を明らかにするなど、AMDとの競争激化による経営の見直しを迫られている。
第2四半期の決算報告の中でIntel社長兼CEOのポール・オッテリーニ氏は、
「今年製造されるCPUの大半を65ナノプロセスルールに移行する」とコメントしており、
価格競争で苦しい戦いを強いられる現行CPUから新アーキテクチャのCPUへ製品
ラインの移行を加速することで、今年後半での巻き返しを図る考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060727-00000017-zdn_pc-sci