赤胴鈴之助、月光仮面、鉄人28号――。昭和30年代のヒーローが柏崎市青海川の「こどもの時代館」
(柏崎市観光レクリエーション振興公社運営)に勢ぞろいしている=写真。
時代館には、ウルトラマン、ゴジラ、仮面ライダーの6千点を中心に昭和40年代のヒーローのフィギュアなど1万6千点が常設展示されている。
しかし、今年はウルトラマンの生誕40周年。これを記念して、東京・池袋の「サンシャインシティ」が28日から
9月3日まで「ウルトラマンフェスティバル」を開催するため、時代館のウルトラマンの展示物も500点が「友情出演」することになった。
この穴埋めに、急きょ企画されたのが昭和30年代のヒーロー展。ポスターやセルロイドの面、茶わん、水筒、
ブリキのピストルなど、ヒーローのキャラクターグッズ1千点が集められた。すべて当時のもので、月光仮面のポスターは、1枚20万円もするという。
ターゲットは団塊の世代。石黒信行館長(56)は展示の準備をしながら「背筋がぞくぞくっとした。展示する
月光仮面の現物を見て、マント代わりに首にふろしきを巻き、おやじのサングラスをかけて遊んだ小学3年生のころの記憶がぱっと浮かんだ」と話す。
「ぜひ、ヒーローに夢中になった幼き日々や友だちを懐かしんでほしい」
昭和30年代のヒーロー展は9月10日まで。11日からは池袋から戻ってきたウルトラマンがお目見えする。
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000607250005