ウナギの値段1、2割高 稚魚不足や中国産減少で
ウナギの価格が上昇している。中国からの輸入が減少したことに加え、
稚魚のシラスウナギが昨年不漁だったことが響き、卸売市場やスーパー
などの店頭価格は、高値だった昨年をさらに1、2割上回っている。
23日は土用の丑(うし)の日だが、夏バテ防止にウナギを楽しむには、値段が
少々気にかかるという人が増えそうだ。
大手スーパーの国産かば焼きの店頭価格は、1匹1000円前後と、昨年夏に
比べ100円程度値上がりしているところが多い。
中国産ウナギの一部から、食品への使用が禁じられている抗菌剤が見つかり、
中国が対日輸出を一時手控えたことが高値の一因となった。
一方、愛知県のうなぎ養殖業者によると、シラスウナギ漁が昨年振るわなかった
ことで、ことしはウナギが品薄になっており「大都市圏の卸売市場では、2割ほど昨年より高い」という。
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006072201004371.html