U?19日本代表FW森本貴幸(18)獲得に動いているセリエAカターニャが、
東京Vに正式なオファーを出したことが16日、分かった。近くチーム間交渉に入る。
保有権を持つ東京Vも前向きに検討する方針を示しており、早ければ今月中にも移籍が
実現する可能性が高い。1年間の期限付き移籍になる見込みだが、実現すれば
日本人の欧州移籍の最年少記録を更新する。
カターニャから東京Vにオファーが届いたのは15日だった。強化部門の最高責任者
ピエトロ・ロモナコGMのサイン入りの文書がファクスで萩原敏雄社長あてに送られてきた。
獲得の意向を示す文書で、金銭面など具体的な契約内容は明記されていなかった。
萩原社長は「まだ詳しい内容は分からない」とした上で「今の東京Vには(森本放出は)痛い
ことだが、今後の東京Vのため、本人のため、日本サッカー界のためを考えたい」と前向きに
移籍を検討する方針を示した。近くカターニャ関係者が来日して、移籍交渉をスタートする。
カターニャは昨季セリエBで2位に入った。今季23年ぶりにセリエAで戦うにあたって
戦力としてはもちろん、ビジネス面でも期待できる日本人獲得を目指している。
今野(FC東京)も獲得候補に挙げていたが、最終的に、若く将来性のある森本に絞り込んだ。
森本は昨年末に右足第5中足骨を骨折した影響もあって今季は力を発揮できていないが、
04年に15歳10カ月6日の最年少出場記録を樹立、同年にリーグで4得点を挙げ注目を
集めた逸材。08年北京五輪、10年W杯南アフリカ大会でも期待の大きなFWでもある。
「海外でプレーしたい気持ちはある」と話すなど海外志向が強い。
東京Vの加藤善之強化部長は「森本の意向を確認して話を進めたい。過去の例からして
完全移籍は考えにくい。交渉が長引くのは、よくない」と早期決着を希望しており、
条件次第では7月中にも「カターニャ・森本」が誕生する。
ソース
ttp://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/07/17/01.html