【ラガー】キリンが逆転、5年ぶりに首位…上半期ビール出荷量
2006年上半期(1〜6月)のビール類の出荷量のメーカー別シェア(市場占有率)で、キリンビールが上半期としては2001年以来、
5年ぶりにアサヒビールを逆転して首位に立ったことが12日分かった。
ビール大手5社(キリンビール、アサヒビール、サッポロビール、サントリー、オリオンビール)が同日発表したビール・発泡酒・ビール風味のアルコール飲料「第3のビール」を合わせた「ビール類」の課税出荷量のシェアで、
キリンビールが37・6%となり、アサヒビールを0・3ポイント上回った。
キリンは、低価格の発泡酒と第3のビールが好調に推移、全体で前年同期比10・7%の伸びとなったのに対し、アサヒは、
5月に第3のビールの新商品の投入や主力のビールのテコ入れで、猛追したが及ばなかった。
大手5社の総出荷量は、同1・1%増の2億3066万ケース(1ケース=大瓶20本換算)となり、上半期としては5年ぶりに前年実績を上回った。
景気回復を追い風に、ビールが同0・3%増と、上半期としては10年ぶりにプラスとなったことに加え、
5月の酒税改正を前に駆け込み需要が発生した第3のビールも同39・7%増と好調だったことが主因だ。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060712i403.htm?from=main4