資源開発:政府がアフリカで本格化 輸入源分散狙う
政府は、アフリカでの資源開発を本格化させる。すでに西アフリカのモーリタニアや
中央アフリカのチャドに調査団を派遣しており、今後油田のデータ解析に入る。現在、
原油の輸入の9割が中東に集中しているため、輸入源を少しでも分散させる狙いがあるようだ。
経済産業省は今年1月、モーリタニアとチャドに、商社や石油開発会社、エンジニアリング
企業など日本企業7社で作る調査団を派遣した。
(略)
アフリカでは、中国が資源外交を活発化させている。温家宝首相は6月、アンゴラや
タンザニアなど7カ国を訪問した。日本政府がアフリカの資源に注目し始めた背景には、
こうした中国の積極姿勢に刺激された面もあるようだ。モーリタニア、チャドのほか、
赤道ギニア、コートジボワールの油田開発も有望視している。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kaigai/news/20060711k0000m020054000c.html