「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」女詐欺師、豪で逮捕
[シドニー 7日 ロイター]
オーストラリアで7日、合計34件もの詐欺行為で起訴されている、通称「キャッチ・ミー・
イフ・ユー・キャン」と呼ばれる女詐欺師の裁判が行われた。
ジョディ・ハリス(28)は、大胆な成りすまし詐欺をはたらいた容疑で3州にわたって
指名手配され、何年も逃亡生活を送りながら、警察に対し「捕まえられるものなら捕まえてみろ」
と挑発し続けてきた。
ハリスは6日、元ボーイフレンドとされる警察官も絡んだおとり捜査によって逮捕された。
逮捕時は妊娠しており、身分証明証やパスポート、クレジットカードなど100枚以上の偽の
書類といくつものかつらを所持していたという。
地元メディアが名づけたハリスの通称は、レオナルド・ディカプリオが天才詐欺師を演じた映画
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」から取ったもの。ハリスは刑事らに電話をして、
挑発したり、自首するとうそをついて警察をだましていたという。
警察当局の陳述によると、ハリスは2005年7月以降、ブリスベン、シドニー、メルボルンの
少なくとも5人の女性と交際した上で、自動車免許証などの身分証明書を盗み、銀行員をだまして
被害者女性らの口座から総額25万豪ドル(約2150万円)以上を盗み取っていたという。
http://today.reuters.co.jp/news/newsArticle.aspx?type=entertainmentNews&storyID=2006-07-07T194935Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-220237-1.xml