金工大 饗庭教授が研究
【上】照明により、花が咲かなくなったアヤメとハナショウブ(饗庭貢教授提供)=
2003年5月末、石川県野々市町の金沢工業大で【下】花を付けたアヤメと
ハナショウブを指さす饗庭貢教授=今年6月6日、同所で
照明を研究している金沢工業大(石川県野々市町)の饗庭貢(あいば・すすむ)
教授は、夜間照明によってアヤメ科の植物が花を付けなくなる具体的な条件を、
十年に及ぶ研究で突き止めた。月の明かり程度では影響はなく、強い照明で
いったん花を付けなくなっても照明を取り除けば再び花が咲くことが分かった。
饗庭教授は「植物と照明の詳細な研究はあまり例がない。結果を基に繁華街
や主な庭園での照明のあり方をアドバイスしたい」と話している。
(報道部・沢田一朗)
http://www.chunichi.co.jp/00/ikw/20060629/lcl_____ikw_____000.shtml