「オシム記事中のジーコ批判に対して協会から圧力があった」「今回の大失態の責任は重い」
http://mobile-emu.goo.ne.jp/cgi-bin/imode2.cgi?SY=2&MD=2&FM=1&TP=http%3A%2F%2Fmobile.skyperfectv.co.jp%2Fimode%2Fsport%2Fsoccer%2Fcolumn%2Fk_20060627.html 木村元彦の
「地球を一蹴」
第29回(6/27更新)
「川淵キャプテンに伺いたい」
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腹が立って腹が立って、仕方がない。
「言葉」を重要視して来た監督に対するサッカー協会の何とも不用意な「言葉」の先走り。川淵キャプテンの「大失言」。
本人、ジェフ千葉の了承も得ないままにメディアに発表してしまうとは何と言う無礼な振る舞いだろうか。愚かな発言
者はジェフの選手、サポーターに対して謝罪すべきだ。
何よりジーコにも失礼だ。
「失言」なのか、意図的「確信犯」か、そんなことはどうでもいい。人事に関する秘め事を事前に漏らしてしまった大失態
に変わりは無い。協会トップの人間として、ある意味で、W杯の惨敗以上にこの責任は重い。
川淵キャプテンは拙著『オシムの言葉』に感銘を受けたと言って下さったようだが、著者の私がこの4月、一ヶ月に渡ってジェフ
千葉から、取材拒否をされていたことを、ご存知だろうか?
何の明確な理由説明も無いままにオシム監督インタビューを取材日前日になって、3度に渡ってキャンセルされたのだ。朝日新聞、
角川書店、集英社の各担当編集者が、ごにょごにょとしか言わない広報担当から聞くところによると、それは、今春Number
誌に掲載されたオシム記事がジーコ批判に当たるとして、「木村さんの取材はちょっと」ということになったそうである。
監督の言葉を詳細に採録したあの記事の一体どこが、ジーコ批判になるのか?読解力の無さに呆れるが、例え批判であった
としても、それで取材を妨害するとは、これは度し難い間接的な協会の圧力である。
「ほとぼりが冷めるまで」という訳の分からぬ理由で一ヶ月放っておかれた。