テポドン不安だけど…、いつもの海へ 県内漁業者「食べられない方が大変」
北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を近く発射するとの危機感が高まってから
1週間余り、石川県内の漁業関係者らは、いつ、どこに向けて発射されるかはっきりしない
状況が続く中、生活がかかった漁を続けている。港では「空から飛んでくる物を心配しても
仕方がない」とあきらめに近い声が聞こえてくるが、過去の発射ではミサイルの一部が
日本海に落下しており、県内の防衛、航空関連施設では北朝鮮の不穏な動きに警戒を強めている。
(中略)
国土交通省小松空港事務所では、夜間でも全職員が参集可能な準備を整えた。
航空自衛隊小松基地はテポドン2号が万一、石川などに落下し災害が発生した場合について、
国民保護法や災害派遣による隊員の出動が想定されるとみて、「迅速に対応できるよう態勢を
とっている」としている。海上自衛隊がミサイルの航跡を確認できるイージス護衛艦を日本海に
配置しており、日本海側唯一の戦闘機部隊を持つ小松基地でも即応が求められるだけに、
気を抜けない状況が続いている。
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060623003.htm