北朝鮮が発射しようとするのはテポドン2号ミサイルを全面改良した「テポドン3号」
という分析が出されている。
米国のミサイル専門家のチャールズ・ビッグ・グローバルセキュリティ研究員は20日、
軍事専門サイトに掲載した文で「北朝鮮が発射準備中のミサイルは1994年、模型だけ
発表されたテポドン2号を全面再設計したもの」と推定した。また新しいテポドンミサイル
が今年の初め、イランで試験発射に成功したノドンBミサイルと似ている技術を使っている
と明らかにした。
(中略)
一方、北朝鮮のミサイル事態は62年、キューバのミサイル危機を連想させると米日刊紙
USAトゥデイが20日、報道した。同紙はワシントンシンクタンクである国際戦略問題研究
所(CSIS)の国防専門家ジョン・ウルフスタル研究員の言葉を引用し、北朝鮮ミサイル事件
が「キューバミサイル危機とよい比較になる」と述べた。
この新聞によれば北朝鮮のテポドンミサイルは射程距離が1万6700キロに達し、ハワイの
ホノルルはもちろん米西部のロサンゼルスにまで到達する。同氏は「もし北朝鮮がミサイル発射に
成功すればこれは米国を攻撃することができる能力を誇示することだ」とし「北朝鮮としては大きな
戦略的転換点になる」と言った。
◆キューバミサイル危機=62年10月22日〜11月2日、旧ソ連がキューバに核弾道
ミサイルを配置しようとしたことをめぐり、米国とソ連が核戦争勃発直前まで発展した危急状況を
いう。当時ジョン・F・ケネディ米大統領は、キューバ海上を封鎖する措置を取り、ソ連のフルシ
チョフ書記長にミサイル撤収を要求した。最終的に米国はキューバの安全保障と、ソ連はキューバに
向けた16隻のミサイル積載船団を回航させて災いを免れた。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=77047&servcode=500§code=500