トップスターが声優を努めるアニメは人気が出る?
[イノライフ=キム ジョンス記者]『赤い帽子の真実』『森のリトル・ギャング(原題:Over the hedge)』『アーチとシパック』の共通点は何だろうか?
たぶん多くの人は“アニメーション”と答えるであろう。しかし言及したアニメーションには、もう一つの共通点がある。トップスターを声優に起用したという点である。
以前に劇場用アニメーションは、普通原語字幕版と韓国語ダビング版を同時に公開することが、一般的であったが、ダビング版の場合、子供たちだけ見るという偏見のため、
俳優や制作者が渋っていた。しかしそんなダビング版の限界を乗り越えて話題を集めた作品が、『赤い帽子の真実』である。
『赤い帽子の真実』は、韓国語ダビング版だけで公開して話題を集めた作品で、100万人以上の観客を集めて、興行に成功した。
勿論アニメーション原作の素晴らしさと、韓国の情緒に再編集した点も興行成功の理由になるが、なによりもカン・へジョン、ノ・ホンチョル、イム・ハリョン、キム・スミらスターたちのダビングが、
興行成功に一役買ったという意見が圧倒的に多かった。
しかし芸能人のこのようなアニメーションのダビング活動が、良い側面だけあるのではない。それはアニメーションのダビングを専門にしている声優たちの仕事が、段々無くなってきている点である。
インターネット掲示板には「芸能人のダビングは、声優が行うダビングに比べて、とてもぎこちない。準備が不十分な芸能人のダビング参加で、アニメーションの完成度を落としている」という批判の声が高い。
ファンにとっては、スターたちのアニメーションダビング参加は、嬉しいことであるが、スターたちも声優としての責任を自覚し、十分な準備過程を経なければならいであろう。
また制作社や配給社も、ただ映画の広告の手段のためだけに、準備ができていない芸能人をダビングに参加させると、結局興行性と作品性を失ってしまうということを、よく知らなければならない。[写真=CJ Entertainment]
http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=6&ai_id=59331 一部略